Q.期待リターンとリスクで、なぜ異なる算出方法を使っているのですか?
WealthForceでは、期待リターンはブラック・リッターマンモデルで推計し、リスクは過去の実績データから算出しています。期待リターンには過去20年間、リスクには過去10年間のデータを利用しており、期間も算出方法も異なります。これには以下の理由があります。
期待リターンにモデルを使う理由
過去の平均リターンは、景気循環や市場環境によって大きく変動します。そのため、単純に過去平均をそのまま使うと、たまたま好調だった資産に過度に資金が集中するなど、極端なポートフォリオになりやすいという問題があります。
この問題はマルコヴィッツの平均分散モデルでも広く指摘されており、実務では過去平均をそのまま使うのではなく、市場全体の均衡を考慮して期待リターンを推定する手法が用いられています。その代表例がブラック・リッターマンモデルです。このモデルでは、市場全体のバランスや資産間の関係を考慮することで、より現実的でバランスの取れた期待リターンを算出できます。
リスクに過去実績データを使う理由
リスク(価格変動の大きさ)は、リターンに比べて過去データから安定的に推定できる特性があります。株式は債券より変動が大きい、新興国株は先進国株より変動が大きいといった関係性は、長期間にわたっても大きくは変わりません。
また、リスクまで複雑なモデルで推計すると、パラメータの選び方によって結果が大きく変わりやすく、かえって透明性が低下するおそれがあります。
この「リターンはモデルで推計し、リスクは過去データから計算する」というアプローチは、多くの年金基金や資産運用会社でも採用されている一般的な手法です。
※なお、過去データが存在しない期間については、その銘柄が市場全体とどの程度連動するかを示す指標(β)を参考にして補完しています。
リスク・リターンの数値の確認方法については、「6.1.3 アセットクラス分類」をご参照ください。
よくある質問
保有資産サマリーが正常に表示されていないように見えます。どうしてでしょうか?
お客様の資産情報をPDFで出力することはできますか?
上場前のIPO銘柄の時価はどのように取り扱われますか?
リスク寄与度、分散効果、リターン効果について、初心者にも分かりやすく具体例を用いて説明してください。
現時点での各アセットのリスクリターンの数字の一覧表はありますか?
SBI証券の保有資産がマイナス金額で表示されています。どうしてでしょうか。
大和証券の口座で保有している投資信託の基準価額が、運用会社の公表している基準価額とずれています。どうしてでしょうか。
SBI証券で保有している商品について、同一銘柄が複数重複して表示されています。どうしてでしょうか。
アセットクラス分類に表示されているリスク・リターンを算出する際に、分析対象外となる商品はありますか?
資産手入力機能を使って債券を登録した場合、債券の時価総額はどのような基準で表示されますか。
ポートフォリオに表示される「期待リターン」と「リスク」について、わかりやすく教えてください。